ハードワークが祟って、精力が減退？
男性も日々のハードワーク等で精力が自然減退してくると考えられている方は多いと思います。しかし、いくらハードワークであろうが、精力の全く衰えない男性も多くいます。なぜ、この差が生まれるのかを検証してみたいと思います。
精力向上のため食事に気を付けていますか？
まず、精力の強い方、弱い方それぞれ生まれ持った環境や、強いて言えば「DNA」などの遺伝的要素が大きいように言われますが、決してそれだけではありません。古来、「医食同源」という言葉が古代中国よりありますが、「性食同源」と言うことも可能だと思います。食事に気を遣わず適当に栄養素バランス等に気を遣わずに日々生活していると、精力減退の原因になります。
先ほどの「ハードワークのせいで・・・」とあったのは、仕事が忙しければ忙しいほど、食生活は乱れがちになりバランスが悪くなるとともに、精力を維持向上させる食物の摂取も難しくなるわけです。また、厄介なことに性欲を維持向上させる食材は「コンビニ弁当」や「外食チェーン」でもあまり食せないものが多いようで、ここでは、スーパーで買える精力増強のための食材と料理の例をお示ししたいと思います。
精力向上にはやっぱり鰻は外せない！
まず、筆頭に挙がるのが「鰻（うなぎ）」です。鰻は高価な食材として珍重させるようになりましたが、江戸の昔から、鰻は精力増強効果やバテ気味の肉体を元気にする滋養強壮効果があるとされ、男女を問わず食されてきた食材です。特に夏の暑い盛りである「土用の鰻」はそうしたことを実証してきた風物詩でもあります。
さて、この鰻、どうして精力増強などの効果があるかというと、ビタミンAが豊富に含まれており、男性の場合「生殖機能」、特に精子の成長に役立つ活性作用を有しています。さらに鰻にはビタミンEも含まれており、ホルモンバランスを整え、生殖機能を向上させることが解明されています。
おまけに、鰻からとれる「油」にはLDLコレステロール（悪玉コレステロール）を制御して、抑制する効果も実証されており、総合的に考えて鰻は「精力向上」に役立つ食材として筆頭に挙げられるでしょう。調理方法は、家庭の場合は「うな重」、「うな丼」になると思います。面白いところでは、鰻サンドイッチというのもありますが、あまりお勧めの調理法とは言えません。
海のミルク！牡蠣
次に、挙げられるのが「牡蠣（かき）」です。牡蠣には「亜鉛成分」が非常に多く含まれていることから勃起機能に大きく影響を与える食材になっています。生で食せる牡蠣は、季節性の食品になりますが、手に入る期間内にはぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
牡蠣にまつわる「精力」の話では、現代のアメリカやヨーロッパでは、この牡蠣を専門にある「オイスターバー」などが好評で、特にアメリカの場合「亜鉛」そのものが「セックス・ミネラル」と呼ばれるほど「亜鉛」の精力に与える力は実証されています。
また「牡蠣」には、ビタミンCも含まれており、このビタミンは「血管平滑筋」を柔軟にし、局所とくに陰茎への血流改善効果が期待できるものとなっています。ただし、このビタミンCは熱に弱いこともあり、亜鉛成分とビタミンCの同時摂取による精力増強作用をお考えの方には、生の牡蠣をお勧めします。
すっぽんなんてどうでしょう？
さらに、挙げられるのが、「すっぽん」です。カメに似た形態でその頭から首筋にかけての形状から、ややもすれば、男性性器そのものを食するというようなイメージを持たれる方も中にはおられます。また、古来より精力増強効果が強調されていることから、人気がある食材になっています。
「すっぽん」の場合は、概ね20種類のアミノ酸を摂取することができ、その成分が「精力増強」や「滋養強壮」に効果が高いとされています。つまり、人間にとって必要な必須アミノ酸が多く含まれ、さらにはビタミンやミネラル成分なども含まれていることから化学的にも強精効果があると考えられます。
さらに「すっぽん」にはビタミンB群も多く含まれていることから造血作用強く、この点陰茎部の増大には訳立つものと言えます。調理例とすれば「すっぽん鍋」などがありますが、添えで出てくる「すっぽんの生血」も効果がるようです。
生姜、胡麻、山芋の野菜たち
最後に、食材として挙げられるものを列挙しますと、「生姜（しょうが）」、「胡麻（ごま）」、「山芋」などが挙げられます。「生姜」については、生姜成分から分離された「ジンゲロール（またの名を、ショーガオール）」には血行を促進する効果があり、精力を回復する効果もあります。一般的には、血行促進効果が認められ、体温上昇に伴う、生体機能全般に良い影響を与えるとされています。
また、「胡麻」については、多くのマスコミなどでも報じられているように、胡麻には血液をサラサラにし血行を促進する効果が認められ、脂肪燃焼により筋肉強化効果があり、免疫機能を高める効果も確認されています。山芋は、すりおろすと「ネバネバ」成分が出ますが、これが「ムチン」と呼ばれる成分で、アルギニンを含んでおり、精子を作るファクターになっています。
つまり男性の勃起力増強にも役立つ食材です。調理例として「生姜」は各種添え物、胡麻は「ホウレン草の胡麻和え」「山芋」は「山芋のタンザクサラダ」などでできる限り生のものを食すようにすると良いでしょう。