今回は、飲酒とSEXに関する話題をご紹介したいと思います。この「酒」と「SEX」というコンビネーションは、古来切っても切れない関係であることは確かで、この関係性をよく理解しておくこと自体で、失敗や恥をかかなくてよくなると思いますので、読者諸兄にはぜひ参考にしていただければと思います。
お酒の飲みすぎで勃たなくなってしまう原因とは?
さて、お酒を飲んだ場合、初めの数杯ぐらいは大丈夫なのだが、グラスを重ねると全くその気になれなくなるパターンと、やりたくて仕方がないにもかかわらず、勃起しないパターンの二種類があります。
前者の場合は、飲酒により意識がSEXへ向かず、他の事に向いてしまって、意識が集中できなくなるということで、深酒になればなるほど、この事態は深刻化していきます。つまり、精神状態の問題が中心で、飲酒による「暴力性の発露」や「罵詈雑言を発する」人、更に衣服をはぎ取ってしまう人等様々な嬌態を示してしまい、SEXどころではなくなってしまうパターンです。こうした場合に起きるのが、折角、口説き落とせそうな女性と一緒なのにもかかわらず、こうした「酒癖」が災いして、チャンスを逃がしてしまう経験も良くされることだと思います。皆様の中にもおられると思いますがいかがでしょうか。
また後者の場合、つまり、SEXに対してやりたくて仕方がないにもかかわらず、酒による酔いで自身の陰茎が言うことを聞かなくなるパターンです。この場合、最悪なのは、最初にSEXできているにかかわらず、途中で「中折れ」してしまうケースです。女性もその気で、上気しているのにも関わらず男性の方が役立たずになってしまっては話になりません。
こうしたことを、未然に防ぐ方法は、まず深酒をしない、自分自身のリミットを良く知ることで、コントロールしやすい状態になっていることが大切です。しかし、いつもいつも毎回、自制心が優るとは限らないということが問題になってきます。後者のような場合、女性もその気があり、自分もその気なのにできなくなると言うのは、お酒のせいばかりでは無いということもあります。次に、そのような場合について考えてみましょう。
SEXしたいけど勃起しない、中折れしてしまうって?
お酒を飲めば、全身の血管にアルコールが作用して、血管拡張作用が働きます。ご存知のように、陰茎が勃起する為には海綿体に存在する毛細血管網に対して十分以上の血液を送り込むことが必要になります。ですがよく考えてください。飲酒により、アルコールの作用で全身の血管が拡張し、そこにも血液を供給しなければなりませんが、陰茎に回す血液量はというと、そんなに回せないことになります。
したがって、物理的に勃起しなくなる、つまり陰茎海綿体にいつものように十分量の血液が回らなくなるという事態になります。また、この一連の流れが比較的ましな場合には、初めは十分勃起しているのですが、途中で「中折れ」してしまうことが起きるのです。こうして男性としては飲酒による勃起不全が発生してしまうのですが、またここで一つ思い出してみてください。
若い頃には少々飲酒していても、十分SEXできていたことを。更に飲酒とSEXがちょうど良い具合にマッチして相当な快感を得ていたことを。つまり、年齢が増すと陰茎における血液循環量が低下するという自然現象に見舞われるのです。「中折れ」はその始まりの現象として捉えることができます。
お酒による勃起不全・中折れ対策は?
それでは、ここで、お酒を飲んでも十分陰茎に血液を循環させるにはどのような対策があるかを見てみましょう。まず、精力の増強させることです。飲酒に負けないだけの精力があれば、若い時のような好循環が生まれ、飲酒がかえって、勇気を持って女性に対することが出来るようになったり、SEX自体の時間を長引かせ、幸せな時間が長時間に及ぶことも可能になります。
では、そうした精力を増強させるためには食事療法やサプリメント療法があります。中でもサプリメント療法は、ターゲットとして「精力増強」を標榜したものが多く、選ぶのに苦労するほどです。しかし、このサプリメントと飲酒の関係は大丈夫かとのご質問があるかと思います。
サプリメントの場合、多くは滋養強壮効果のあるミネラル、ビタミン、漢方系の物質が配合されていることで精力増強効果を効率的に実現するものです。したがって、アルコールとの相互作用はほとんど無いと言って良いでしょう。昔、数十年前は怪しい薬剤まがいのサプリメントもありましたが、今ではそのほとんどが、安全性を確立しています。
衰え始めた精力を、若い頃のように取り戻すということは、若い頃に身体に行き渡っていたミネラル成分やビタミン成分を補給してあげることで可能になります。ただし、この効果が発現するには一朝一夕には難しく、長期間服用し続けることで、ジワジワ効いてくる感じになります。
最後に、現在医療用医薬品として医師の処方箋の下服用できるシルデナフィル(商品名:バイアグラ)はアルコールとの相互作用がありますので決して飲酒の時には服用しないでください。