男性諸氏であれば一度は経験していると思うのですが、お酒を飲んで気持ちよくなり女性と性交に及びたくなることはよくあることです。しかし、いざとなると自身の陰茎がどうしても勃起してくれないということがあると思います。深酒でそうなる場合は別として、気持ちはそちらのほうに傾いているのにモノがいうことを聞いてくれないことがあると思います。
そこで、今回は「お酒と勃起」についてどうなっているのかをご紹介したいと思います。
そもそも勃起はなぜ起きるのかについて
ここでは、勃起という現象について基本中の基本を紹介したいと思います。男性であれば自然に理解できることですが、まずは医学的な観点から解説しておきたいと思います。後々アルコールとの関係をご紹介するときに、これがわかっていないと理解できないと思います。
まず、「勃起」は、目から入る視覚刺激、物理的に性器や性感帯に受けた性刺激、あるいは想像上で刺激的な状況を考えたときなど、様々な要因によって起こります。性的な刺激が脳からの神経伝達物質を介しての刺激信号により、神経系を介して陰茎に伝わると、陰茎の動脈が拡張し、血液が奔流となって流れ込みます。
陰茎にあるスポンジ状の海綿体が、流れ込んだ血液をぐっと吸い込み、大きく膨らんだ状態が正常な勃起です。この海綿体にある動脈系毛細血管が全体的に膨らむことで硬い勃起が出現するということになります。
アルコールと勃起についての関係性
さて、今回の本題である「アルコールによって勃起はどのような影響を受けるのかについて」ですが、適度なアルコールは皆さん経験があるように、感情のある程度の開放が伴うことで、性交に至る過程そのものについては非常に勇気を持たしてくれるものになります。
したがって、アルコールも適度であれば問題なく、かえって性交するときの勃起力にはいい影響を与えてくれます。自分でも考えもしなったほど勃起力が高まり怒張といっていいほどに影響を与えることもしばしばです。いわゆる本能が自制心を上回る結果になるということです。
一方、過度にアルコールを摂取すると、体内にアセトアルデヒド（アルコールの分解成分で、このアセトアルデヒドが二日酔いの原因です）が身体に影響を与え、身体中の欠陥を拡張してしまい、陰茎に行くはずの血液が回らないということが考えられます。
自分の気持ち的にはヤル気満々なのに、勃起しないということはこうして発生してしまうのです。人間には造血幹細胞という血液を作り出す細胞があり、そこで常に新しい血液を供給していくわけですが、通常人の体を循環している血液量というのは限りあるもので、ほかに大量に血液が回ってしまうと陰茎には回らないということが発生してしまいます。
これは人により個人差が非常に大きな問題で、泥酔状態でも立派に勃起する男性もいるので一概には言えません。また、普段ED（勃起障害）を持たれた方の中には飲酒によるアルコール摂取が副作用など発生させてしまうという心配をされている方がいますが、ED治療薬の中でアルコールとの相互作用があるものはありませんのでご心配にならないでください。ここでは、アルコールという化学物質（あくまでもエチルアルコールという物質）に着目したお話をしましたが、次に精神的な側面を見てみましょう。
アルコールと勃起についての精神作用
以前、口コミ記事で、「僕は日頃から、精力剤（有機マカ２００ｍｇ！『マカDX』やマカ×シトルリン×クラチャイダムの活力サプリ【マカエンペラー】
）などを服用しているのですが、彼女ができた時のために自分の陰茎を増大し、勃起の程度もバンバンになるようしていましたが、１週間仕事の用事で服用できませんでした。
ところが、悪いことに、いざ彼女とのデートが発生してしまい、お酒を飲んでしまって、その時になって勃起がむつかしく、ふにゃふにゃのままで一晩過ごしてしまいました。これってやはり１週間も開けてしまったせいでしょうか？」という書き込みがありました。結論から言って、これは仕事が、多分ハードワークでそんな折、女性と飲酒、いざ役立たずということでしょうね。
元来、マカに含まれる成分やそのほか、【ヴィトックスα】・・ギムリス
などの精力剤は、服薬し続けると陰茎には非常に役立つ成分が配合されているので、長期間服用しているのであれば１週間程度の服薬忘れは問題にはなりません。また、この書き込みにあるように女性といざその時には、ということは過度のアルコール摂取に至っていないことが想像できますので、適度にいい感じになっていたと思います。
では、なぜ彼の陰茎は勃起しなかったのでしょうか。恐らく類推すると、彼は「精力剤を１週間飲んでいない」こと、「彼女のために精力剤を飲んでいた」こと等、精力剤に対する精神的依存、つまり精力剤がなければ勃起しない、怒張しないという思いがあって、精神的に、先に負けてしまったのではないかと思います。あくまでも精力剤は、男性機能を復活、増強させる手助けのものであり、効く効かないは本人次第であることが、この精神的な内容からもわかると思います。
この場合、服薬忘れ、アルコールと二つの不安要素が圧し掛かった結果だと思います。サプリメントは日頃の不足する性的機能を働かせる成分を補給する欠かせないものですが、それがなければ勃起しないということはないので心配しないでください。