みなさんは絶対に買ってはいけない精力剤があるのをご存じでしょうか？
具体的には、その精力剤に含まれている成分が危険なのです。これは厚生労働省のホームページにもきちんと記載されており、
シルデナフィル
国内ではシルデナフィルのクエン酸塩が医薬品(販売名：バイアグラ錠)として承認されております。
なお、承認されているシルデナフィルクエン酸塩の適応と主な副作用は、次のとおりです。
適応 ：勃起不全(ED)
副作用 ：血管拡張、頭痛、動悸等
添付文書上の警告： 高血圧及び狭心症の薬である硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド等)との併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるのでご注意下さい。
というページまであるのです。きちんと国の指定でこういう成分の入っている製品は危ないですよ、と明記している訳ですから、なるべくなら気を付けたほうが良いでしょう。それでは、具体的にどんな成分の入っている精力剤に気を付けるべきなのかをご紹介させて頂きたいと思います。
「シルデナフィル」には気を付ける！！
このシルデナフィルとは、ED治療薬で有名な「バイアグラ」に含まれている医薬品の成分です。医薬品ですので、正しい知識を持って正しい使い方をしないと、自分自身を健康被害に合わせることになってしまいます。
しかも、あなたがもし狭心症などの治療を受けていたり、過去に心筋梗塞を患っていたりしている場合は、最悪のケースで死に至るということも報告されているのです。ここで気を付けるべき精力剤をいくつか例に挙げていきます。
威哥王（イカオウ）や九鞭王（キュウビンオウ）などの名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか？
これらは、中国の精力剤としてはかなり有名なほうですので、余計に不安になってしまいますね。もし、あなたが現在使用している精力剤があるのならば、一度上記に掲載させて頂いたホームページにて、掲載の有無があるかどうかを確認することを推奨させて頂きます。
中国製品には気を付ける！！
ホームページを一度でもご覧になった方であれば、すぐに気付いて頂いているかもしれません。それは、ほとんどの製品が中国製の製品なのです。
中国だから悪いという訳ではありません。
日本と中国との薬事法の違いにより起こる問題なのです。普通であれば日本だと医薬品として販売しなければならないような製品が、中国においては普通に精力剤として販売していることが原因なのです。
その点だけで言えば、それほど問題ではないのですが、要はそれを知らずに使い続けることが危ないのです。成分であるシルデナフィルは即効性の高い成分で、服用後30分もあれば効果が出ると言われています。
それほどまでに効果の出るシルデナフィルを、日頃から精力剤として服用し続けていれば、それはもちろん上記に挙げたような身体に悪影響を及ぼします。中国製品の全てが悪い訳ではありません。しかし、現在中国製の精力剤を服用していてかなり効果を実感している人は、念のために成分を確認してみましょう。
危険な精力剤一覧！！
以下に記載させて頂く精力剤は決して使ってはいけない訳ではありませんが、医師の処方もなく使用することは大変危険であることを表しています。
【九鞭王（きゅうべんおう)】
厚生労働省が危険だとしているシルデナフィルが配合されています。医師の診断が必要でしょう。
全てではないが、中国系の精力剤は医師監修のもとではなく、素人が作ったものがほとんどと言われており、成分に偏りがあることが多く報告されている。
【藏鞭王(ぞうびんおう)】
上記製品と同じく、厚生労働省が危険だと呼びかけている製品の1つ。
バイアグラを同種の成分が検出されている。バイアグラと同じ成分であれば効果は期待できるが、医療成分なので副作用もあり、知識もなく使用すると最悪の場合、死に至る危険性もあり。
【最強カプセルＣＨＡＲＭ（ＣＨＡＲＭ ＭＥＮ‘Ｓ 男人器度）】
この製品に関しては、危険度マックスだと思って下さい。実は医療成分が含まれているにも関わらず、許可を国から取っていない精力剤なのです。
そしてその成分にも注目です。バイアグラと同成分であるシルデナフィルが150ｍｇも配合されており、この数字は通常の3倍～6倍の配合量なのです。副作用も医薬品を通常の3倍もの量で摂取することは、重度の健康被害を被る可能性が大変高まります。
飲んでいる人は是非やめるようにしましょう。
【超威龍（ちょういりゅう)】
この製品は厚生労働省も注意を呼びかけている危険な製品です。シルデナフィルが配合されているにも関わらず、しっかりとした認可を受けておりません。
効果はもちろん出やすいとは思いますが、配合量なども適切かどうかも分からない為、医師の判断なしで使用は避けましょう。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか？精力剤は知識がないまま服用することは大変危険です。もちろん今回ご紹介させて頂いた「シルデナフィル」だけではありません。
ねずみ取りの団子にも含まれている「ストリキニーネ」や「ヨヒンビン」という成分も健康被害や運動障害の報告も出ています。必ず使用する前に、成分を調べてから使用するように心掛けましょう。